CoverGirls - 星降る夜の通り雨

総合評価:☆☆☆

可愛さ:☆☆
楽曲:☆☆☆
映像作品度:☆☆☆

CoverGirlsのメジャーデビュー曲であり、「メジャーデビューに際して感謝を大事な人に伝える」というドラマティックに演出されたMVとなっている。女の子の涙使いまくりで、正直あざといほどに見る人の琴線に触れさせようとしている感覚が否めない。それ以外にこれといって特筆できることも無く、アイドルにしては可愛くない女の子が多く(CoverGirlsに限った話ではないが)、なんだかなぁという思いにもなる。

だからといって整形しろと言う気は無いが、アイドルにしては可愛くない女の子をこんなに多く集める必要があったのだろうか。実際アイドルをやる側としては、やる以上は「最近のアイドルは敷居が低くなった」などと思ってはいけない。あらゆる手段を使って可愛くなる努力をする必要があり、する気がないのであればアイドル失格なのである。もう少し言うと、「可愛くなる努力」が可愛かったりもする。「アイドルがファンを魅了するのは可愛いからだ」という方程式を易易と崩してはいけない。

どうせあざとくやるのならば、あざといほど可愛さを追求してみるのもいいだろう。なぜ「可愛い」という言葉が世界共通言語になっているか考えてみて欲しい。これまで、「可愛い」を追求してきたあらゆる業界の先輩たちが紡ぎ上げてきた「可愛い」の文化の賜物なのである。少々厳しめに書いたが、もちろんCoverGirlsが今後成長する事を純粋に応援するし、なにか成長の跡が見られれば公平に評価する。